ブルージャスミン

ウディ・アレンならではの”毒”にぞくぞくさせられる作品。コメディのジャンルに分類されるのはどうかな?と思うくらい、笑えなかった。笑えないけれど、ものすごくおもしろかった。とにかく、しびれた。

女性なら誰もがかつてのジャスミンに憧れるはず。ジャスミンのようにはなかなかなれないけれど、いちどはまってしまったら後戻りなんてできるわけがない。彼女の必死さを「イタイ」と笑えるのは、自分自身を諦めて生きてるひとだと思う。ジャスミンの妹ジンジャーのような生きかた。ジンジャーだって一見まともにみえて、冷静になってみてみるととだいぶ「イタイ」よねぇ?

ある年齢に達すると、オンナって誰しもあんなにイタイ生きものになってしまうのか・・・(どんより)。

どうせイタイのなら、諦め派よりも必死派でいたいな。セレブはめざせないけど(笑)。

ブルージャスミン (原題:Blue Jasmine)

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監督・脚本:ウディ・アレン

出演:
ケイト・ブランシェット・・・ジャスミン
アレック・ボールドウィン・・・ハル
ルイス・C・K・・・アル
ボビー・カナヴェイル・・・チリ
アンドリュー・ダイス・クレイ・・・オーギー
サリー・ホーキンス・・・ジンジャー

製作:2014年 / アメリカ