インテリア

気になる監督の作品をわーっと集中して観ていくのは、ひとつひとつの作品を楽しむのとは別次元の楽しさがあります。

わりと映画を観るようになった20代になったばかりの頃、大人ぶって選んだウディ・アレン監督作品がまったくひびかず(なんの作品だったかも記憶にありません・・・)、それ以来ずっと食わず嫌いでしたが、先日なんの気なしにレンタルDVDで観た「ミッドナイト・イン・パリ」でその魅力に開眼。まとまった時間ができたらウディ・アレン特集をやろうと思っていました。

そして、そのウディ・アレン特集第一弾が「インテリア」。

家族が崩壊していく様子が淡々とつづられ、重苦しい雰囲気に終始しているものの、家族間の気持ちの行き違いなんてごくごく普遍的なもので、感情がぶつかりあうのも家族ならでは。きれいごとではない、思わずぞくっとするようなリアリティがそこここにちりばめられています。ひんやりとしたおかしさにドキドキハラハラ。

さぁ、次はなにを観よう。

インテリア(原題:Interiors)

監督・脚本:ウディ・アレン

キャスト:
クリスティン・グリフィス・・・Flyn
メアリー・ベス・ハート・・・Joey
リチャード・ジョーダン・・・Frederick

製作:1978年 / アメリカ