「キッチン・ストーリー」で有名なノルウェーの映画監督 ベント・ハーメル氏による新作 という紹介が目に留まり、映画館で観た作品。「キッチン・ストーリー」はまだ観ていなかったけれど、気になっていた作品だし、オフィシャルサイトをのぞいたらもう「絶対観に行きたい!」気持ちに。
主人公マリネのオフィスも自宅も通勤途中の風景でさえうっとりするほどのうつくしさ、そして彼女の置かれた状況はかなり深刻なのに、くすくすって笑ってしまう場面が次々にでてきます。日常のなかにまぎれているささやかな可笑しさが、これでもか、これでもか、とあらわれて、メロメロになってしまいます。
フランス人の恋人との恋模様はフランスらしい甘いシーンもあるものの、甘すぎることのない、すっきりしたあじわいの大人のラブストーリーです。
この作品をみて、ベント・ハーメル監督のことが大好きになりました。他の作品も観てみよう。
「1001グラム ハカリしれない愛のこと」(原題:1001 Grams)
監督・脚本:ベント・ハーメル
キャスト:
アーネ・ダール・トルプ・・・マリエ
ローラン・ストーケル・・・パイ
スタイン・ビンゲ・・・アーンスト・アーンスト
製作:2014年