飼い主になりたての頃の参考書

那須で友人が保護し、里親探しをしていたチャイに出会い、迎え入れることになりました。イヌを飼うのはチャイが初めて。いろいろ不安もあったものの、周りにはイヌ好きな友人もたくさんいてアドバイスをしてもらいながら試行錯誤。イヌとの関係はそれぞれの価値観があって正解はひとつではなく、問題がおきるたびに悩みながら、少しずつ、チャイとの信頼関係を築いてきたと思っています。

イヌの本もたくさん読んできました。これからも、読み続けると思います。

その中で、飼い主になりたての頃に参考にしていた本を紹介します。

「いぬのきもち」 幻冬舎 高倉はるか(著)

家に来たばかりの頃のチャイは不安でいっぱいいっぱいで、表情も暗く、私がイヌに慣れていないこともあってなにを考えいるのかさっぱりわかりませんでした。しつけをちゃんとできるか?というのも不安だったけれど、とにかく、チャイがどんな気持ちなのかを知るための手がかりにしていた本です。最初に手にしたのがこの本で、イヌのコントロールのしかたについての本でなくて本当によかったと思っています。当然のことながら、イヌの気持ちがすべてわかるようになれるわけでもないですが、イヌがどう思っているんだろう?と考えるクセがつきました。そのおかげで、時間をかけながらも、チャイとの信頼関係を築くことができたのだと思っています。

「犬に言いたいたくさんのこと-親愛なる君ともっと仲良くなる73の方法」池田書店 中村多恵(監修)

この本はチャイが来てすぐではなく、ある程度はコミュニケーションもできるようになったものの、どうして?と思うことも多かった頃に出会いました。そんな風に思ってたの!とはっとさせられることも多く、この本にもだいぶ救われました。チャイがイヌだとわかっているつもりでも、ついついニンゲンの目線でモノゴトをとらえがち。お互いに歩みよることが大事なんだなと気づくことができました。

「かんたん! 手づくり犬ごはん」ナツメ社 須崎恭彦(著・監修)

とにかくやせっぽっちだったチャイをなんとか健康に育てていかなきゃと、イヌの食事についてあれこれ調べて、最もしっくりきたのが須崎先生のお話でした。レシピ本のようになっていますが、具体的な対処方法とあわせて須崎先生の考え方が細かに説明されているので、私自身が毎日無理なく続けられる方法でチャイのごはんを用意しています。私が忙しいときやお泊りのときなどはドッグフードも食べますが、数日続くとあきらかに体臭が変わるのに気づいてからはできるだけ手作りごはんを食べさせるようにしています。慣れてしまえばそれほど手間もかからず、経済的にもメリットが大きいように思います。チャイの食事のことについてはまた改めてまとめたいと思っています。

他にもいいイヌの本がまだまだたくさんあります。ジャンルごとに少しずつまとめていくつもりです。